Show must go on
あまりに偉大な人物が、この世を去ってしまった。
Twitterで事務所公式のコメントを読んでも、どんな記事を読んでも信じられなかった。
翌日のビビットで泣いている太一くんを見て、あぁ、もう本当にいないんだって実感した。
私は太一くんが苦手だった。
ふざけている時ですらも感情を表に出していないような、あまりに俯瞰的な彼の鋭い目が怖かったから。
冷静というか、なんでも仕事として割り切ってるんだろうなと、全然太一くんに詳しくないのに勝手に思ってたの(ごめんなさい)
その太一くんが、カメラの前で堪えきれずに泣いてるのを見て、社長がどれだけタレントに愛されていたのかを改めて強く強く実感した。
アナウンサーの声で読み上げられる複数のタレントのコメントを見ても頭に入ってこなかったけれど、太一くんの涙はとても心に響いた。
もちろんこんな状況でカメラの前に立ちコメントをしなければならない太一くんの気持ちを考えたらあの涙を「良かった」と評するのが正しいかはわからないけど、少なくとも私はあの涙を見て現実を受け入れることが出来た。
山Pのインスタも、ストレートで愛のこもった文章が綴られていて心に刺さった。
仁くんの歌も、彼らしい歌詞と彼らしい表現で愛が溢れる歌を歌っていて涙が溢れた。今でも家族だよって。
私の好きな子も今はジャニーズ事務所を辞めてしまったけれど、10年以上お世話になったんだから、今でも家族って、そんな風に思っていたらいいなぁ、と。
私も彼の創るエンターテインメントに10年以上も魅了されてきた人間だから、寂しいし悲しい。次々と飛び出すトンチキネームや誰も予想出来ないようなアイディア、私のような凡人には到底理解できそうにない世界観。全部全部、最高に狂ってて意味わからんすぎたけど、社長の脳内を少しだけ垣間見える気がしてワクワクした。Love-tuneって、可愛すぎる名前を付けてくれたことも、JETなDOするLIFEなうがお気に入り過ぎて帝劇で全ユニに歌わせるところも、私の宝物になる素敵な思い出。
彼が愛を持ってタレントに接していたこと、タレントが愛を持って彼に接していたこと、これはタレントから出るエピソードに全て詰まっていた。
社長の話をする時のタレント達は皆いつも笑顔で、とても嬉々として話している印象を強く抱いている。
これからもたくさんのエピソードを笑って話すタレントを見ていたいと心から祈る。
ジャニー喜多川社長
貴方と同じ時代を生きられたこと、貴方が産み出すキラキラとした世界を少し覗かせもらえたこと、貴方が発掘した未来ある原石を応援できたこと、これら全て私の人生の中の最大の幸運だと感じています。
夢と希望とたくさんの愛をありがとうございます。
どうかこれからも貴方の大切な息子たちを遠くから見守っていてください。
御冥福をお祈り致します。